ステークホルダーの声

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※所属先については、令和5年6月末時点での情報です。

在学生インタビュー

結城 奈津子さん

HBMS 1年生(8期生)
マツダ株式会社
MDI&IT本部 グローバルIT 業務部
システム戦略統括グループ
シニア・スペシャリスト

自動車メーカーのIT部門に所属しており、昨年から採用や研修を担当するようになりました。

以前、広島県庁へ出向していた際に、異なる環境で「学ぶ」ことの大切さを感じたこともあり、人事を担当するには軸となる経営の知識が必要と感じ、大学院への入学を決意。働きながら広島で学べること、オンラインではなく対面授業中心であることから、HBMSを選びました。

子供の進学に合わせて私もHBMSに入学し、大学院生活をスタートさせました。いざ始まってみると、家族みんなの生活環境が一変したことで、気付かないうちに心身に負担がかかり、仕事にも学習にも支障が出てしまいました。楽しいはずの学びが苦行になりつつあったため、第2クォーターからは履修を見直し、自分なりに2つのルールを設定。睡眠時間は削らない、子供の物理的サポートは減らすけど会話や団らんの時間は減らさない、と決めて、限られた時間でできることに集中して学ぶスタンスにシフトしました。勤務先のスーパーフレックス制度とリモートワーク制度のおかげで、家庭や仕事と両立できています。また、家庭や仕事の状況に合わせて、履修をコントロールできるところもHBMSの魅力の一つだと思います。

授業では毎回のようにレポートを書き、プレゼンテーションを繰り返しながら、学生同士でのフィードバックもあるので、「伝える力」が鍛えられていると感じています。HBMSでの学びは、どのような事業に携わるとしても、共通して役立つ知識やスキルです。仲間とともに授業やディスカッションを積み重ねて、良い意味で自分の枠を壊して、今後の方向性を見出していきたいと思います。

國清 泰臣さん

HBMS 2年生(7期生)
株式会社広島ホームテレビ
経営マネジメント本部
イノベーション推進室
プロジェクトリーダー

地元放送局で新規事業創造を目的とした部署に勤務しています。社会人人生の半数以上(9年間)をビジネス領域とは程遠く、ある種特殊なスポーツ現場で放送業務にかかわってきた中で、同世代がHBMSに通っているという話を耳にするようになり、自分自身も40歳を前に「このままではいけない」と一念発起しHBMSの門を叩きました。

1年目はビジネスリーダーに必要とされる経営戦略や人材マネジメントなどの基礎科目を受講。
学び始めて1年が過ぎ、「社会で起きていることはこういうことなのかな」「物事の考え方はこういうことかも」と、点と点が線になるように、それぞれに学んだ知識が徐々につながっていく感覚があります。

入学前は事業創造を目指す中で、何をどうすればいいか想像もつきませんでしたが、体系的に学ぶことで、ビジネスを成功に導くための「道しるべ」を手に入れることができていると感じています。

これまでの常識が、常識ではなくなっているように、世の中が目まぐるしく変化している状況で、これからますますインプットとアウトプットが重要になってくると考えます。HBMSで学びを通じて、この2年間で終わりではなく、学び続けることの大切さにも気付くことができました。

今、HBMSには約200人の修了生ネットワークがあります。世代や立場を超えて同じ志をもつ人たちとの繋がりを持てることは何よりも代えがたく、まさに、「広がる。そして、変わる。」を体現している場所だと感じています。将来この繋がりを活かして、新たなビジネスを生み出すことが自分の目標です。

修了生インタビュー

HBMSの学びと2度のキャリアチェンジで目指すステージへ

吉原 亜矢子さん

HBMS 1期生
株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション
エリアプロデュース事業部
副部長

グローバルとローカルをつなぐ仕事がしたいというぼんやりとした想いを抱えながら、自分が成長できる道を模索しており、将来的に自分がやりたいことを見つけた時に経営の勉強をしておけば選択肢が広がるのではないかという期待が入学のきっかけでした。

在学中は広告会社に勤めておりましたが、修了後グローバルビジネスへ関わるチャンスが訪れ、海外進出支援コンサルタントへ挑戦。その後、現職の観光における事業開発や地域づくりなど地方創生コンサルタントに従事。キャリアチェンジで培ったグローバルビジネスでの実践・経験とHBMSでの学びにより、今ではインバウンド観光に携わることで「グローバルとローカルをつなぐ」仕事ができるステージに立っていると実感しています。

また、修了から5年以上経った現在でも修了生同士のネットワークは健在で、共にビジネスをしたり、お互いに影響を与え合う関係性を継続しています。今後は、せとうちを世界一の観光地にするため、修了生ネットワークを活かし、せとうちエリアの活性化に貢献していきたいと思います。

能動的に攻める姿勢をホスピタリティ業界に生かす

水谷 之則さん

HBMS 2期生
ホリディ・イン& スイーツ新大阪
総支配人

人生40代に突入した時、自分は現状の役職に見合った仕事をしているのか、このまま同じキャリアで上をめざすのか、さまざまな迷いが生じ新しい刺激を求めてHBMSでの学びを決意しました。修了後大阪の外資系ホテルに転職し、現在は総支配人を務めていますが、HBMSで「マネジメント力を高める」能力開発を中心に実践的に鍛えられたおかげだと実感しています。ホテルなどのホスピタリティ業界は、コロナ禍にあって大きなダメージを受けました。回復基調の中、地域資源の活用や地域の魅力の創出・発信など、能動的な動きが今できているのはHBMSでの学びがあったからこそです。そして、人生の転機を迎え、何より財産となったのは多くの創造的かつ挑戦的な人たちとの出会いでした。利害関係なく他人と話せる機会は社会人にとってなかなかありません。

HBMSで共有したあらゆる夢や悩みは、人としての器を大きくしてくれるものと確信しています。実は、昨年少し時間を作ってHBMSで短期間の講義を履修しました。HBMSは戻っていく場所であり、人生の中でとても心地いい空間だとあらためて思います。

中年の転換期を学び直しにより軌道修正

石原 かおりさん

HBMS 3期生
株式会社Happy relations
代表取締役
一般社団法人ソーシャルケアビューティー
理事

2010年に美容室をメインとしたコンサルティングの会社を設立しました。起業してから勘と経験と体力任せで事業を進めていましたが、顧客に対して最先端のサービスを提供するには、自分自身がもっと学ぶ必要があると感じていました。HBMSで学んだことで、良かったことはたくさんありますが、人とのつながりを持てたことと、考え方を学び直せたことが特に大きかったと振り返ります。

経営に必要な知識を学べるだけでなく、自分で考え、実践して、検証することをできるだけ早く回すこと(PDS)を自然とできるようにもなったことは実務でも存分に活かせています。当時は漠然とわかったような気になっていたSDGsやコモンズなど物事の本質に触れ、わかるようになるまで学べたことも私にとって収穫だったと思います。

私の仕事の仕方は、入学前までは美容室の営業後の時間帯や土・日曜に及ぶこともあったため、初めは、仕事と学業の調整に苦労しましたが、これまでやっていた業務を人に任せるか、タイムアップするかの二択で整理しました。今では在学中に行っていた時間のやりくりを継続し、基本的に土・日曜は休みに。仕事のスタイルを見直すよいきっかけにもなったと思っています。

新たな視点を手に入れて理解の幅を広げる

小林 靖孟さん

HBMS 5期生
広島市立北部医療センター安佐市民病院
救急科 副部長
(広島大学 救急集中治療医学教室 所属)
日本救急医学会 救急科専門医

救急科の専門医として経験を積むなかで、指導的立場となりマネジメントや部門間連携の面で力不足を感じていました。私自身、専門技能を社会の価値に変換したいという思いがあったことから、医学博士や公衆衛生学、病院経営の修士ではなく、ビジネス的知見を広げるためMBAを目指しました。

知識やコミュニティを広げるため、アカウンティング、ファイナンスなど医療とは関わりのない科目を積極的に履修するよう心掛けました。その副次的な効果として、本来の専門である医学・自然科学の視点に加えて、経営・社会科学の視点を得ることができ、2つの視点で物事をより深く理解できるようになったと感じています。

ともに助け合い、悩み、刺激しあった同期の絆は固く、未だにみんなで集まってアイデア出しをしたり、ディスカッションをしたり、まるで学生の延長のようです。今は、同期が立ち上げた「ひろしまリビングラボ」など、まちづくりの活動にも参加しています。今後は救急医としての専門性も磨きつつ、医療や社会の課題解決に貢献できる人材になりたいと考えています。

突破のカギは方程式ではなくアスピレーション

松本 博治さん

HBMS 6期生
株式会社ダイセル
大竹工場生産部 セルロース室
担当リーダー

社内の長期ビジョン策定プロジェクトに参画した際、事業の変革や組織のイノベーションに関する知識がないことを痛感。知識だけでなく、実践を通して学んでみたいと考え、HBMSの門を叩きました。

入学当初は、成功や失敗といった多くの事例を学び、共通要素を理解すれば成功の黄金律が浮き彫りになると考えていました。しかし、2年間の結論は「そんなものはない!」ということ。成功企業の中には、従来の常識では非効率とも見える手段を選択し、イノベーションのジレンマを華麗に、泥臭く突破していました。成功の方程式はなく、さらに一見すると非効率なやり方であればあるほど、その一歩を踏み出すには勇気が必要です。この壁を超えるには、ベースとなる知識や理論はもちろんですが、強烈なアスピレーションが絶対条件です。業種も立場も年齢も違う同期とともに、それぞれが抱えるリアルすぎる課題、ジレンマ、そして夢を語り、共感しあうことで私の世界は一気に広がりました。世の中には無数の課題が存在していますが、その見え方、捉え方は2年前と大きく変わりました。人生に大きなインパクトを与えてくれるHBMSでの学びを通して、「誰かがやる。ではなく、自分たちがやる」というアスピレーションを持って、ともに新しい未来を描いてみませんか。

学びやスキル活かし 地域経済の循環を形に

登 景子さん

HBMS 4期生
株式会社ケン・リース
FROM EA TS PR 担当

HBMSのゼミ仲間が研究の一環として取り組むなかで発案して立ち上げた、FROM EATSという事業に修了後からチームメンバーとして参画しています。FROM EATSは、「食でまちを笑顔に!」をスローガンに掲げた、つくる人(生産者・飲食店)と、わたしたち食べる人(消費者)との繋がりをより豊かにすることを目指したプロジェクトです。地元野菜の定期便を軸にしたサービスと、農や食を楽しむコミュニティづくりに取り組んでいます。

ブランドをつくりあげていく段階なので、まさにマーケティングの授業で学んだことを実践しながら、改めて学び直しをしています。

在学中は、異業種の同期たちから多くの刺激を受け、講義やゼミでの学びを通じて、今いる場所で自分が目指したいものが明確になりました。「心が豊かになる地域経済の循環をつくりたい」という想いを共有する仲間に出会えて、FROM EATSの事業に参画できたのも全てHBMSがあったからこそ。授業時間以外にも家で取り組む時間も多かったので、サポートしてくれた家族にも感謝しています。

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