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【訃報】横山禎徳研究科長のご逝去について
県立広島大学大学院経営管理研究科長の横山禎徳先生が、令和6年4月4日にご逝去されました。
突然の悲報にたいへん驚いております。
ご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。
横山研究科長は、中国地方唯一の経営専門職大学院である県立広島大学大学院経営管理研究科の開設以来8年に渡り、教育を通じて広島県経済や社会の発展にご尽力いただきました。現在の通称であるHBMS(Hiroshima Business and Management School)は、営利企業だけのイメージが強くなるから「ただのBusiness Schoolではだめだ、Business and Management Schoolにするべきだ」という横山先生の強い意志から生まれたものです。今では、本学は企業だけではなく、行政組織、病院や教育機関などの非営利組織の方々にもいらしていただけるBusiness and Management Schoolになりました。
マネジメントという言葉にはたいへん強い想いを持たれていました。本学の事務局組織を決して「事務局」と言わず「マネジメント・チーム」と呼んでいました。HBMSの事務局組織には、教員と一緒になって、単なる管理運営ではなく事業戦略を立案・実施していく役割を担ってほしいという想いからでした。そのため、事務局組織を「MBA業務推進室」から「HBMSマネジメント課」へ改称をされ、職員に対してマネジメントの重要性を説かれていました。このHBMSマネジメント課は、横山研究科長と一緒になってHBMS中長期事業計画を策定しました。計画は、昨年度より段階的に始まり、「唯一無二」のMBAプログラムを目指すきっかけを作っています。
横山先生の授業科目「戦略としての社会システムデザイン」では、毎年多くの学生が講義を受け、多くのことを学びHBMSを巣立っていきました。「知の巨人」である横山先生の圧倒的な知識量に学生が敵うはずもなく、「ダメだなぁ、もっと勉強しなくちゃ」といわれた学生が数多くいたのではないかと思いますが、HBMS修了生のみなさんは立派に社会で活躍しています。
横山先生が教育、研究、大学運営において築いていただいたHBMSを益々盛り立ていく責務が我々にあります。多くの優秀な人材を輩出できるように横山先生の想いを引き継ぎ、教職員、在学生、修了生と切磋琢磨していきます。
横山先生、多くのご指導誠にありがとうございました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。
合掌
令和6年4月8日
HBMSビジネスリーダシップ
専攻長 江戸克栄