ステークホルダーの声

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※所属先については、令和6年6月末時点での情報です。

在学生インタビュー

江藤 良輔さん

HBMS 1年生(9期生)
広川株式会社
経営企画部
係長

広島F・DO所属のフットサル選手としての現役生活を2年前に終え、広川グループに就職。経営企画部で新規事業の立ち上げと管理に携わっています。社会人としての経験値を補うために中小企業診断士の勉強を自学で始めましたが、7期生だった弊社の社長にすすめられHBMSに入学しました。対面授業で先生から教わることで、テキストだけではわからない本質まで触れることができ、演習での実践を通して知識が身に付いていく感覚があります。いちばん大きいのは、いっしょに学ぶ仲間がいること。自分では考えつかないような視点での質問やディスカッションを重ねることで、視野が広がっていくことを感じています。

課題やプレゼンで自分の考えをアウトプットする機会がたくさんあるなかで、自分自身、強い思いや行動力は持っていても、相手を納得させる根拠やエビデンスといった武器が足りないことに気づかされました。その武器を手に入れることで、ビジネスの世界でもっと強くなるためのトレーニングをしている。それが今、私がHBMSで学ぶ意味だと思っています。

広川グループの主幹事業である食とエネルギーは、時代によって在り方が変化していくため、新規事業の創出は不可欠。「地域と人々に活力と笑顔を与える」という会社のビジョンと、選手時代に支えていただいた広島に恩返ししたいという私自身のビジョンを形にするため、食とエネルギーとは別の角度で地域に貢献する事業を創り出したい。そして、ビジネスとして成功させるための方法を、2年間の学びで獲得していきたいと思います。

結城 奈津子さん

HBMS 2年生(8期生)
マツダ株式会社
MDI&IT本部
グローバルIT事業部
システム戦略統括グループ
シニア・スペシャリスト

入学して1年間は、仕事と家庭と学びを両立させながら一つひとつの授業をこなすのに精いっぱいでしたが、2年になって履修を増やすなど、残りの時間を悔いのないようにペースを上げているところです。

テーマを絞らず幅広く基礎科目を学んだことで、自分の得意なこと、苦手なことがクリアになり、今は強みや得意な分野を伸ばして生かすことを追求しています。日々の課題も考え込んで夜遅くまでかけていましたが、最近はいい意味で割り切れるようになり、「ここから2時間で仕上げる」と集中を高めて取り組んだり、仕事の休憩時間にスマホにメモしておいたり、この1年でかなり効率化できました。

1年生の時に取れなかった科目を今年履修したことで9期生ともつながりができ、ゼミでは先輩との交流も活発なので、自分たちの研究内容を聞いてもらったり、壁打ちをしてもらったり、身近に相談できる存在がいることは本当に心強いです。会社で人事担当になったことで、経営の知識を身に付けたい、広島に仲間をつくりたいというのが入学の目的でしたが、それだけでなく、ここでしか得られない体験や人との出会いが何事にも変えがたい財産となりました。

学ぶことの大切さを身をもって感じたので、この勢いを止めることなく、卒業後は国家資格キャリアコンサルタントの資格取得にチャレンジするつもりです。HBMSのネットワークを生かして、職場だけでなく、地域にも還元できるよう、学び続けたいです。

修了生インタビュー

HBMSの学びと2度のキャリアチェンジで目指すステージへ

吉原 亜矢子さん

HBMS 1期生
株式会社瀬戸内ブランドコーポレーション
エリアプロデュース事業部
部長

グローバルとローカルをつなぐ仕事がしたいというぼんやりとした想いを抱えながら、自分が成長できる道を模索しており、将来的に自分がやりたいことを見つけた時に経営の勉強をしておけば選択肢が広がるのではないかという期待が入学のきっかけでした。

在学中は広告会社に勤めておりましたが、修了後グローバルビジネスへ関わるチャンスが訪れ、海外進出支援コンサルタントへ挑戦。その後、現職の観光における事業開発や地域づくりなど地方創生コンサルタントに従事。キャリアチェンジで培ったグローバルビジネスでの実践・経験とHBMSでの学びにより、今ではインバウンド観光に携わることで「グローバルとローカルをつなぐ」仕事ができるステージに立っていると実感しています。

また、修了から5年以上経った現在でも修了生同士のネットワークは健在で、共にビジネスをしたり、お互いに影響を与え合う関係性を継続しています。今後は、せとうちを世界一の観光地にするため、修了生ネットワークを活かし、せとうちエリアの活性化に貢献していきたいと思います。

能動的に攻める姿勢をホスピタリティ業界に生かす

水谷 之則さん

HBMS 2期生
オリックス・ホテルマネジメント株式会社
クロノスホテル大阪
総支配人

人生40代に突入した時、自分は現状の役職に見合った仕事をしているのか、このまま同じキャリアで上をめざすのか、さまざまな迷いが生じ新しい刺激を求めてHBMSでの学びを決意しました。修了後大阪の外資系ホテルに転職し、現在は総支配人を務めていますが、HBMSで「マネジメント力を高める」能力開発を中心に実践的に鍛えられたおかげだと実感しています。ホテルなどのホスピタリティ業界は、コロナ禍にあって大きなダメージを受けました。回復基調の中、地域資源の活用や地域の魅力の創出・発信など、能動的な動きが今できているのはHBMSでの学びがあったからこそです。そして、人生の転機を迎え、何より財産となったのは多くの創造的かつ挑戦的な人たちとの出会いでした。利害関係なく他人と話せる機会は社会人にとってなかなかありません。

HBMSで共有したあらゆる夢や悩みは、人としての器を大きくしてくれるものと確信しています。実は、昨年少し時間を作ってHBMSで短期間の講義を履修しました。HBMSは戻っていく場所であり、人生の中でとても心地いい空間だとあらためて思います。

中年の転換期を学び直しにより軌道修正

石原 かおりさん

HBMS 3期生
株式会社Happy relations
代表取締役
一般社団法人ソーシャルケアビューティー
理事

2010年に美容室をメインとしたコンサルティングの会社を設立しました。起業してから勘と経験と体力任せで事業を進めていましたが、顧客に対して最先端のサービスを提供するには、自分自身がもっと学ぶ必要があると感じていました。HBMSで学んだことで、良かったことはたくさんありますが、人とのつながりを持てたことと、考え方を学び直せたことが特に大きかったと振り返ります。

経営に必要な知識を学べるだけでなく、自分で考え、実践して、検証することをできるだけ早く回すこと(PDS)を自然とできるようにもなったことは実務でも存分に活かせています。当時は漠然とわかったような気になっていたSDGsやコモンズなど物事の本質に触れ、わかるようになるまで学べたことも私にとって収穫だったと思います。

私の仕事の仕方は、入学前までは美容室の営業後の時間帯や土・日曜に及ぶこともあったため、初めは、仕事と学業の調整に苦労しましたが、これまでやっていた業務を人に任せるか、タイムアップするかの二択で整理しました。今では在学中に行っていた時間のやりくりを継続し、基本的に土・日曜は休みに。仕事のスタイルを見直すよいきっかけにもなったと思っています。

新たな視点を手に入れて理解の幅を広げる

小林 靖孟さん

HBMS 5期生
広島市立北部医療センター安佐市民病院
救急科 副部長
(広島大学 救急集中治療医学教室 所属)
日本救急医学会 救急科専門医

救急科の専門医として経験を積むなかで、指導的立場となりマネジメントや部門間連携の面で力不足を感じていました。私自身、専門技能を社会の価値に変換したいという思いがあったことから、医学博士や公衆衛生学、病院経営の修士ではなく、ビジネス的知見を広げるためMBAを目指しました。

知識やコミュニティを広げるため、アカウンティング、ファイナンスなど医療とは関わりのない科目を積極的に履修するよう心掛けました。その副次的な効果として、本来の専門である医学・自然科学の視点に加えて、経営・社会科学の視点を得ることができ、2つの視点で物事をより深く理解できるようになったと感じています。

ともに助け合い、悩み、刺激しあった同期の絆は固く、未だにみんなで集まってアイデア出しをしたり、ディスカッションをしたり、まるで学生の延長のようです。今は、同期が立ち上げた「ひろしまリビングラボ」など、まちづくりの活動にも参加しています。今後は救急医としての専門性も磨きつつ、医療や社会の課題解決に貢献できる人材になりたいと考えています。

突破のカギは方程式ではなくアスピレーション

松本 博治さん

HBMS 6期生
株式会社ダイセル
大竹工場生産部 セルロース室
担当リーダー

社内の長期ビジョン策定プロジェクトに参画した際、事業の変革や組織のイノベーションに関する知識がないことを痛感。知識だけでなく、実践を通して学んでみたいと考え、HBMSの門を叩きました。

入学当初は、成功や失敗といった多くの事例を学び、共通要素を理解すれば成功の黄金律が浮き彫りになると考えていました。しかし、2年間の結論は「そんなものはない!」ということ。成功企業の中には、従来の常識では非効率とも見える手段を選択し、イノベーションのジレンマを華麗に、泥臭く突破していました。成功の方程式はなく、さらに一見すると非効率なやり方であればあるほど、その一歩を踏み出すには勇気が必要です。この壁を超えるには、ベースとなる知識や理論はもちろんですが、強烈なアスピレーションが絶対条件です。業種も立場も年齢も違う同期とともに、それぞれが抱えるリアルすぎる課題、ジレンマ、そして夢を語り、共感しあうことで私の世界は一気に広がりました。世の中には無数の課題が存在していますが、その見え方、捉え方は2年前と大きく変わりました。人生に大きなインパクトを与えてくれるHBMSでの学びを通して、「誰かがやる。ではなく、自分たちがやる」というアスピレーションを持って、ともに新しい未来を描いてみませんか。

学びやスキル活かし 地域経済の循環を形に

登 景子さん

HBMS 4期生
株式会社ケン・リース
FROM EA TS PR 担当

HBMSのゼミ仲間が研究の一環として取り組むなかで発案して立ち上げた、FROM EATSという事業に修了後からチームメンバーとして参画しています。FROM EATSは、「食でまちを笑顔に!」をスローガンに掲げた、つくる人(生産者・飲食店)と、わたしたち食べる人(消費者)との繋がりをより豊かにすることを目指したプロジェクトです。地元野菜の定期便を軸にしたサービスと、農や食を楽しむコミュニティづくりに取り組んでいます。

ブランドをつくりあげていく段階なので、まさにマーケティングの授業で学んだことを実践しながら、改めて学び直しをしています。

在学中は、異業種の同期たちから多くの刺激を受け、講義やゼミでの学びを通じて、今いる場所で自分が目指したいものが明確になりました。「心が豊かになる地域経済の循環をつくりたい」という想いを共有する仲間に出会えて、FROM EATSの事業に参画できたのも全てHBMSがあったからこそ。授業時間以外にも家で取り組む時間も多かったので、サポートしてくれた家族にも感謝しています。

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