
※所属先については、令和8年8月末時点での情報です。
小河 鈴奈さん
HBMS 1年生(11期生)
ヤマネホールディングス株式会社
経営支援室
経営支援課
経営支援係
現在、経営支援室に所属し、グループ全体の会議体運用や事業計画、年度予算の作成などを行っています。経営に関する知識を身に付け、グループの課題を解決するヒントを学ぶためHBMSに入学しました。
大学院といえば「知識を詰め込む場所」というイメージでしたが、授業では自らの考えを言葉にして伝える場面が多く、私は少し苦戦しています。しかし、ビジネスの場と違い、「思ったことは積極的に発言しよう」というオープンな空気感に助けられ、少しずつ鍛えられている実感があります。先生方との距離が近く、密にコミュニケーションが取れる点もHBMSの魅力です。授業中はいつ指名されても応えられるよう、考えを整理しながら集中して臨めています。質問に対しても実務に即した具体的なアドバイスをくださるため、すぐに業務へ活かすことができています。
学び始めて日は浅いですが、最近は仕事中に授業の内容が思い浮かぶ瞬間が増えてきました。「あのフレームワークを当てはめれば解決の糸口が見えるかも」というイメージが湧く段階なので、今後は具体的なアプローチまで落とし込めるよう学びをさらに深めていきたいです。
不安だった仕事と学業の両立も、定時退社や周囲の理解により学修時間を確保できています。通勤や家事の合間にアイデアを練るなど、効率的な時間の使い方もできるようになってきました。
ここでの学びを日々の実務へ還元し、グループ全体の経営支援に活かすとともに、将来的には組織が円滑に機能するための仕組みづくりに貢献していきたいと考えています。
中川 莉沙さん
HBMS 2年生(10期生)
マツダ株式会社
マツダ病院
臨床工学技士
私は臨床工学技士として、医療機器の管理にとどまらず、患者の安全や災害時にも機能する病院体制づくりなど、「医療を支える仕組み」そのものに関心を持って仕事に取り組んでいます。
HBMSでの学びを通じて、医療という専門領域を「経営」という新たな視点から多角的に捉えられるようになりました。現場の問題を、マーケティングや経営戦略、人材マネジメントなどを通して、「なぜ問題が起きるのか」「組織や仕組みに原因はないか」と構造的に考える思考に変わったと実感しています。特に印象的だったのは、医療の課題を行政や民間企業も巻き込み、「社会全体の仕組み」として解決していく考え方です。医療の専門知識に加えて組織マネジメントや社会システムの視点を学べたことで、視野が大きく広がりました。
1年目は「学んだことをすぐ実践する」ことを意識しました。授業をきっかけに関連する資格を2つ取得し、日々の業務でも論文執筆に取り組むなど、ここで得た知識を仕事の成果や専門性の向上につなげています。
HBMSの授業はグループワークが多いため、仲間とともに課題を乗り越える強い一体感があります。年代やバックグラウンドは違えど、学生時代の友人のように本音で切磋琢磨できる10期生とは、生涯にわたる関係が続くと確信しています。
将来的には、地域医療や災害時医療、医療物流における多職種・多機関の連携体制を築き、広島の医療・福祉を持続可能にするリーダーへと成長したいです。生まれ育った広島へ、ここでの学びをしっかりと還元していきたいと思います。
突破のカギは方程式ではなくアスピレーション
松本 博治さん
HBMS 6期生
株式会社ダイセル
マテリアルSBU
テクニカルソリューションセンター所長
社内の長期ビジョン策定プロジェクトに参画した際、事業の変革や組織のイノベーションに関する知識がないことを痛感。知識だけでなく、実践を通して学んでみたいと考え、HBMSの門を叩きました。
入学当初は、成功や失敗といった多くの事例を学び、共通要素を理解すれば成功の黄金律が浮き彫りになると考えていました。しかし、2年間の結論は「そんなものはない!」ということ。成功企業の中には、従来の常識では非効率とも見える手段を選択し、イノベーションのジレンマを華麗に、泥臭く突破していました。成功の方程式はなく、さらに一見すると非効率なやり方であればあるほど、その一歩を踏み出すには勇気が必要です。この壁を超えるには、ベースとなる知識や理論はもちろんですが、強烈なアスピレーションが絶対条件です。業種も立場も年齢も違う同期とともに、それぞれが抱えるリアルすぎる課題、ジレンマ、そして夢を語り、共感しあうことで私の世界は一気に広がりました。世の中には無数の課題が存在していますが、その見え方、捉え方は3年前と大きく変わりました。人生に大きなインパクトを与えてくれるHBMSでの学びを通して、「誰かがやる。ではなく、自分たちがやる」というアスピレーションを持って、ともに新しい未来を描いてみませんか。
思考の広がりにつながる対面授業での学び
結城 奈津子さん
HBMS 8期生
マツダ株式会社 MDI&IT 本部
グローバル IT 業務部
アシスタントマネージャー
HBMSの魅力は、素晴らしい仲間との出会い、そして対面授業にあると感じています。画面から流れる映像や音声だけでは伝わらない「その場の空気感」も貴重な情報のひとつです。異なるバックグラウンドを持つ仲間の振る舞いや価値観に触れることで、自分の思考も大きく広がっていきました。私自身、入学当初は授業・仕事・家庭の両立に大変苦労しました。しかし、「ここで学ぶことは、自分だけでなく家族にとっても成長の機会になる」と考え方を切り替え、試行錯誤することで何とか乗り越えることができました。私は、家族と一緒にHBMSを卒業したのだと思っています。
これからHBMSに入学される皆さんに伝えたいのは、「一人で頑張ろうとしないでほしい」ということです。いろんな人の意見を聞き、助けを借りてください。人を巻き込む力は、ビジネスでも大きな武器になります。今では、上司や同僚とのコミュニケーションの中で、情報を体系的に整理し、自分の考えを的確に伝えられるようになったという実感があります。今後はHBMSで学んだ実践的な知識やスキルを活かし、社内の課題解決のみならず、地域社会の課題解決にも貢献したいと考えています。
新たな視点を手に入れて理解の幅を広げる
小林 靖孟さん
HBMS 5期生
広島市立北部医療センター安佐市民病院
救急科 部長
(広島大学 救急集中治療医学教室 所属)
日本救急医学会 救急科専門医
救急科の専門医として経験を積むなかで、指導的立場となりマネジメントや部門間連携の面で力不足を感じていました。私自身、専門技能を社会の価値に変換したいという思いがあったことから、医学博士や公衆衛生学、病院経営の修士ではなく、ビジネス的知見を広げるためMBAを目指しました。
知識やコミュニティを広げるため、アカウンティング、ファイナンスなど医療とは関わりのない科目を積極的に履修するよう心掛けました。その副次的な効果として、本来の専門である医学・自然科学の視点に加えて、経営・社会科学の視点を得ることができ、2つの視点で物事をより深く理解できるようになったと感じています。
ともに助け合い、悩み、刺激しあった同期の絆は固く、未だにみんなで集まってアイデア出しをしたり、ディスカッションをしたり、まるで学生の延長のようです。2025年からはHBMSのSMOフロンティア研究所で客員研究員としても活動しています。今後は救急医としての専門性も磨きつつ、医療や社会の課題解決に貢献できる人材になりたいと考えています。
学びやスキル活かし 地域経済の循環を形に
登 景子さん
HBMS 4期生
株式会社ケン・リース
FROM EA TS 担当
HBMSのゼミ仲間が研究の一環として取り組むなかで発案して立ち上げた、FROM EATSという事業に修了後からチームメンバーとして参画しています。FROM EATSは、「食でまちを笑顔に!」をスローガンに掲げた、つくる人(生産者・飲食店)と、わたしたち食べる人(消費者)との繋がりをより豊かにすることを目指したプロジェクトです。地元野菜の定期便を軸にしたサービスなど、地元の食を再発見し愛着を深めるための機会創出に取り組んでいます。
ブランドをつくりあげていく段階なので、まさにマーケティングの授業で学んだことを実践しながら、改めて学び直しをしています。
在学中は、異業種の同期たちから多くの刺激を受け、講義やゼミでの学びを通じて、今いる場所で自分が目指したいものが明確になりました。「心が豊かになる地域経済の循環をつくりたい」という想いを共有する仲間に出会えて、FROM EATSの事業に参画できたのも全てHBMSがあったからこそ。授業時間以外にも家で取り組む時間も多かったので、サポートしてくれた家族にも感謝しています。
~想いをつなげ心を動かす~ 地域に新たな価値を創造したい
國清 泰臣さん
HBMS 7期生
株式会社ホームテレビ
報道制作局 報道部
営業で3年、スポーツの現場で9年と放送業界のど真ん中にいた自分が、新規事業担当部署への異動を機に、ビジネスやマーケティングを学ぶ必要性を感じてHBMSに入学しました。何が分からないのかが分からない状態から、課題に対して解決のヒントを手にするまでの時間を大幅に短縮できるまでに成長することができました。
修了後、新規事業プロジェクトの一環として広島駅ビルminamoaに広島・瀬戸内・世界の未来をつなぐ共創拠点「miobyDoTS」をオープンし、全く知識も経験もない中で飲食部門の立ち上げに携わりました。ゼロから事業を創り組織を構築していくことの難しさ、また何よりそれらを維持継続していくことの難しさを痛感しました。
そのような中で自分の支えとなったのが、HBMSでのつながりです。同期の皆さんはもちろんのこと、「期」を越えた同窓の皆さんや諸先生方にも様々な場面で、あらゆるサポートをいただくことができました。何より利害関係がない中での「つながり」はこれ以上ない武器であり、自分を自分らしく保つためのかけがえのないものです。
振り返ってみるとあっという間の2年間が自身にとって新たな視野を手にする期間となったことは間違いありません。2026年2月からは新規事業担当部署を離れ、メディア業界の本流でもある報道部へ異動となり、日々様々な「違和感」を感じながら業務と向き合っています。こうした感覚もHBMSでの学びがなければ感じなかったかもしれません。日々感じている「違和感」を新たな価値創造へ転換させたいと思っています。
ここでの学びとネットワークが新規事業構築の原動力に
江藤 良輔さん
HBMS 9期生
広川株式会社
経営企画部
イノベーション推進課 課長
新規事業の企画・運営に携わる上で、経営やビジネスに関する知識を体系的に学びたいと考え、弊社代表も7期生として学んだHBMSに魅力を感じ入学しました。
修了した今いちばん感じるのは、ものの見方が大きく変わったことです。新たなトレンドを目にしたとき、世の中の動向や流行の背景にある外部環境について考えたり、消費者としてではなく「どうやってこのサービスを広げているのか」「どういうコンセプトでマーケティングしているのか」という提供者側の視点で考える習慣が身に付きました。そこから得たヒントを事業のブラッシュアップやスキーム構築に落とし込むことで、新たな発想が生まれるという好循環につながっています。
経営管理研究科での学びは、必ずしも経営者になるためだけのものではありません。一人ひとりが自身のキャリアに直結する知識と人脈を築ける2年間は、本当に有意義な時間です。不確実性の高い新規事業の戦略立案から実行までを行っている中で、HBMSで得た学びとネットワークが原動力となり、私自身の大きな支えとなっていることを日々実感しています。