イベント
【2/20開催】HBMSアジア大学連携講座~特別講座~「癒しの国タイに学ぶESG時代の観光ビジネスウェルネス・ツーリズムの実践と課題」
概要
※変更となる可能性があります。
HBMS (Hiroshima Business and Management School:県立広島大学大学院経営管理研究科)は、ビジネスパーソンのニーズに応えたマネジメント力の育成と、社会の変化を捉えた先端的マネジメント力の開発により、日本の地域あるいは世界で求められる次世代型リーダーの育成、輩出を目的とした、働きながら学ぶ社会人のためのビジネススクールです。2020年11月、県立広島大学とAIT(Asian Institute of Technology)・アジア工科大学院(タイ・バンコク)は大学間国際交流協定を締結しました。
県立広島大学大学院経営管理研究科(HBMS)は、AIT(Asian Institute of Technology/アジア工科大学院)との大学間国際交流協定(2020年11月締結)に基づく取り組みの一環として、特別講義「癒しの国タイに学ぶESG時代の観光ビジネス――ウェルネス・ツーリズムの実践と課題」を開催します。
講師には、AIT・アジア工科大学院NRM(Natural Resources Management)Program議長であり、神戸大学客員教授も務めるエコノミスト、Takuji W. Tsusaka, Ph.D(つさかたくじ氏)を迎え、モデレーターはHBMS教授 吉川成美(よしかわなるみ)が務めます。
今回は、観光を「消費」ではなく「持続可能な価値創造」として捉え直します。世界のウェルネスビジネス市場は2020年時点で約4.4兆米ドル規模に達したとされ、ウェルネスサービス業界全体でも2024年の6.8兆米ドルから2034年には10兆米ドル規模へ成長が見込まれています。なかでも、心身の健康維持・向上を目的とした「ウェルネス・ツーリズム」は、地域固有の伝統的なヒーリング法や文化体験を組み込んだ旅行として世界的に注目を集めています。日本でも近年、サウナブームが定着し、短時間・手頃に「ととのう」体験を楽しむ動きが広がるなど、日常の延長線上にウェルネスを取り込む潮流が顕在化しています。こうした国内の変化もまた、観光が提供すべき価値が「心身の充足」へ移行していることを示しています。
本講義では、タイがウェルネス・ツーリズムを通じて持続的な発展を遂げてきた背景を手がかりに、ESGの視点から観光ビジネスを設計・運営するための実践知と課題を整理します。地域資源の活用、自然環境との共生、文化の継承、そして地域コミュニティへの波及、などウェルネスを“流行”で終わらせず、長期的な競争力と社会的価値につなげるために、私たちは何を学び、何を変えるべきなのか。タイの事例と日本の現状を重ね合わせながら、これからの観光のあり方をともに考えます。
講義は対面・日本語での開催になります。
開催場所・開催方法
開催日時:2026年2月20日(金)18:30~20:30
開催方法:対面
会場 : 対面
県立広島大学広島キャンパス(宇品) 1278講義室(広島市南区宇品東一丁目1-71) アクセスはこちら
対象者
・今回のテーマに興味のある方、海外ビジネスや国際開発に興味のある方、ビジネススクールでの学びに関心のある方
参加費
無料
定員
対面 30名
申込方法
申込締切:2/19(木)13:00 まで
申込方法:「申込フォーム」からお申し込み下さい。
イベント詳細
調整中
登壇者略歴
Takuji W. Tsusaka, Ph.D(つさかたくじ 氏)
AIT・アジア工科大学院 NRM (Natural Resources Management) Program議長、神戸大学客員教授等。東京都渋谷区生まれ。工学士、国際開発学修士、開発経済学博士。日本と米国で高等教育を受け,農業・自然資源セクターを軸に,サハラ以南アフリカ地域・熱帯アジア地域での貧困削減に取り組んできているエコノミスト。フランス系経営戦略コンサルでの勤務経験がある。84カ国訪問。
受賞歴:McKnight財団ベストディスプレイ賞,JASSO優秀業績賞,ICRISATベストリサーチマネジャー賞,GRIPS SDGs Award最終ノミネート,アジア農業経済学会ベストペーパー賞,Resources, Conservation & Recycling Advances (Elsevier) 誌最多引用賞,など。専門分野は農業経済,貧困経済,自然資源経済,空間計量経済,気候と農業,技術採用評価,事後的インパクト評価等。
モデレーター
県立広島大学大学院経営管理研究科(HBMS) 教授 吉川成美
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科国際関係学「環境と持続可能な発展論」専攻(国際関係学修士)、東京農業大学大学院農学研究科博士後期課程終了(農業経済学博士)。アジア地域における環境保全型農業と農家支援プロジェクトに参加、起業する。HBMS・平和経営学研究センターにて広島G7サミットと連動し、日本の平和経営ヴィジョンに焦点を当てた国際フォーラムに従事。伝統知の未来可能性を追求する地域資源マネジメントに関するプログラムを国内外で推進している。総合地球環境学研究所上廣環境日本学センター センター長・特任教授。
お問い合わせ
県立広島大学 HBMSマネジメント課
TEL : 082-251-9726
E-mail : mba-office@pu-hiroshima.ac.jp
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HBMS Management Division, Prefectural University of Hiroshima
TEL : +81-82-251-9726
E-mail : mba-office@pu-hiroshima.ac.jp

