セミナー
【開催報告】イオン株式会社特別顧問 山梨広一氏を講師にお迎えし、ビジネスリーダー・セミナーを実施
10月30日(日)、ビジネスリーダー・セミナーをサテライトキャンパスひろしまで開催し、約70名の方にご参加いただきました。
当日はイオン株式会社特別顧問 山梨広一氏による基調講演と、山梨氏と本学経営管理研究科田中浩子教授とのトークセッションを行いました。
基調講演では、人々のライフスタイルの変化に伴う、「もの」の消費から、通信などに代表される「こと」の消費への変化、消費の多極化、また、これから起こりつつある変化などについて、最新状況を踏まえた考察についてのお話がありました。
これまでと違う変化が起こっている中、消費者の価値観が変わって、ニーズを喚起する時代は終わり、ニーズを創る時代になった。これに呼応して、企業には、「事業領域」、「事業モデル」を見直すといった構造変化が求められる。また、マッキンゼー・アンド・カンパニーで経営コンサルタントを経験された観点から、これまでの伝統的な戦略策定手法ではうまくいかないなど、企業を取り巻く環境が非常に厳しい時期を迎えている、との分析がありました。
トークセッションでは、食関連企業の経営コンサルタント経験を持つ田中浩子教授と、スマートフォンをはじめとする世の中の技術の変化や、人々のライフワークバランスの変化に伴う、ネットスーパーの出現、商業施設におけるイートインスペースの拡大など、小売業態の変化や、お客様のニーズに即した小売戦略などについて対談が行われました。消費者の目線に即した、大変分かりやすい内容でした。
参加者の皆様は、最新の消費動向に関する話に興味深く耳を傾けておられ、セミナーの最後には、多く質問が出されました。
また、基調講演とトークセッションの間には、本研究科の学生2名が、学生生活について話しました。本研究科には、学内での学びの場だけでなく、学外で行う課外活動など、様々な機会で学んだことを実践していける場がある。仕事を通じての学びや経験だけでは限界があったことが学べている。多様な学生達と学び、交流する環境があるなど、県立広島大学のビジネススクールで学ぶ魅力について熱く語りました。
セミナー終了後は、希望者に対し、経営管理研究科に関する個別相談に応じました。
山梨広一氏(イオン株式会社特別顧問)による基調講演
山梨氏と田中浩子教授のトークセッションの様子
研究科学生による体験談発表の様子
セミナー会場