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2022年度スタンフォード大学連携科目(第1回)「シリコンバレーのエコシステム」を開催しました

2022年4月9日(土)、スタンフォード大学SPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education)と本学が共同で開発したプログラム「スタンフォード大学連携科目(SHCPE: Stanford Hiroshima Collaboration Program on Entrepreneurship)」の第1回目の講義をZoomで開催しました。

各授業では、学生はスタンフォード大学の学習管理システム"Canvas"で事前に資料を読んだ上でディスカッションをしています。
今回は以下の二つの文献を読んでのディスカッションをCanvasで行いました。
 ●ジェフリーH. ダイアー、ハルB. グレガーセン 、クレイトンM. クリステンセン 「イノベーターのDNA5つの「発見力」を開発する法」
 ●小門裕幸. 「ベンチャー新時代 (その後のシリコンバレー)『雇われない働き方』 を考える」
感想や疑問に思った点などを投稿したり、その投稿にコメントをし合ったりして意見交流を行いました。

当日はインストラクターのヤング吉原 麻里子先生が授業を進行し、ゲストスピーカーの伊佐山元氏による「シリコンバレーのエコシステム」についてのレクチャーがありました。

伊佐山さんは2013年にベンチャーキャピタル(以下、VC)のWiLを創業しシリコンバレーを拠点として活動されています。コロナ・ウクライナと続く大きな危機が起きた時に、世界のイノベーションシーンでは何が起きるのかについて過去の事例を元に、何がイノベーションを加速させて、その新興のためには何が大切なのかについてお話しいただきました。
特に、失敗を恐れず挑戦することの重要さについて、スペースXとテスラのCEOとして知られるイーロン・マスク氏の「失敗をしていないのなら、十分にイノベーションをできていないのだ。」(If things are not failing, you are not innovating enough.)という言葉を引用されながら語られました。参加している学生の皆さんも共感しながら聞いていました。
講演の後、伊佐山さんへの質問の時間が設けられ、時間いっぱいまで学生が質問をしていました。

後半では、広島でVCをされている西岡 賢(SHCPE’21生)さんに前半講義に関連するコメントをいただきました。そのあと、Zoomのブレイクアウトルーム機能で3,4人の小グループに分かれてディスカッションを行いました。グループでディスカッションを行った後、クラス全体で話し合ったことを共有しました。
学生の皆さんは、各々の実務経験をもとに熱い議論を交わしていました。

最後に教員を含めた参加者全員が、今回の授業を受けての今後への意気込みを発表し、終わりました。

この講座は隔週で行われるため次は4月23日(火)になります。
第2回は、2016年にスマートホーム建築を手掛けるHOMMA, Inc.をシリコンバレーで創業した本間毅氏をゲストスピーカーに迎えて行います。

ヤング吉原麻里子先生による概要の説明

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伊佐山元さんが創業されたVC"WiL"
スタンフォード大学連携科目について(過去の開講記録もあります)
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