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2023年スタンフォード大学連携科目1(第1回)「アントレプレナーシップとキャリア論」を開催しました
2023年1月14日(土)、スタンフォード大学SPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education)と本学が共同で開発したプログラムSHCPE1「スタンフォード大学連携科目(SHCPE: Stanford Hiroshima Collaboration Program on Entrepreneurship)」の第1回目の講義をZoomで開催しました。
各授業では、授業の一週間前にスタンフォード大学の学習管理システム”Canvas”で事前に資料を読み意見を投稿し、前日までにその意見にコメントしあい、意見交流をします。
今回の事前課題・ディスカッショントピックは以下の3つでした
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アメリカの心理学者アンジェラ・リーはTEDトークで、「グリット(grit)」をテーマに、頑張り抜く力を成功の要因と説いている。一方、イギリスの組織論学者リンダ・グラットンらは著者『ライフシフト』で変化することを資産と捉えている。一見すると相反するアプローチのようにも思えるが、これらの概念を分析のツールにつかって、自身のキャリアを振り返ってもらいたい。あなたはこれまで、重要な局面でどのような判断(頑張り抜く、又は、転職する、など)をしてきただろうか。ビジネスや自分の生活において、具体的な事例をあげつつ、どのような思考、原則でその判断にたどり着いたかを、共有してみてほしい。
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事業内容やビジネスモデルを方向転換することを「ピボットする」と表現することがある。シリコンバレーのスタートアップで大切にされている「グリット(Grit)」と「ピボット(Pivot)」という概念の関係性はなんだろうか。両者間のバランスを見極めるために有効な指標・手段はあるだろうか。
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ゲストの真木氏に聞きたいことや、クラス中にディスカションで取り上に聞きたいことや、クラス中にディスカションで取り上げたいポイント(興味をもった点、疑問に思った点など)げたいポイント(興味をもった点、疑問に思った点など)
今回のゲスト講師は真木 俊輔さんで、「アントレプレナーシップとキャリア論」という講義を行って頂きました。
以下、学生による受講記録です。
学生による受講記録
(株)クリエイト・レストランツ・ホールディングス 北米事業投資推進部 部長兼 Il Fornaio (America) LLC取締役で、シリコンバレーを拠点に日系レストラン会社の北米買収を主導されている真木 俊輔様と奥様の浅沼 路子様(後半のセッションからご登壇)をゲストスピーカーとしてお迎えし、講義を行っていただきました。
初めてのSCHPEの講義ということで右も左も分からない状態でしたが、講義の前週にMariko先生、吉川先生からゲストスピーカーの人となりをお聞きできたことで準備を進めることができました。そして、チームで何度も打ち合わせを重ねて講義当日を迎えました。
講義は前半と後半でセッションを分けて進行しました。
前半はゲストスピーカーの真木 俊輔様から講義をいただき、その後チームでインタビューを行い、クラスでQ&Aセッションを行うという流れで行いました。
真木様からはアントレプレナーシップとキャリア論というテーマでGRIT(やり抜く力)、PIVOT(変化すること)というキーワードをもとに講義をいただきました。真木様のこれまでのキャリアでどのような場面でGRITされ、そしてどのような思いでPIVOTされたかなど大変興味深いお話をいただきました。自分自身と対話を繰り返すこと、自分自身と向き合うことの大切さを学びました。その後のインタビュー、Q&Aセッションも予定時間を超過するほど盛り上がりを見せました。
後半のセッションではまず担当チームで考えた広島でのよく生きる事例の紹介を行いました。意図せずPIVOTせざるを得ない状態になったときに人はどのようにGRITしていくのかという事例で前半セッションとの関連した紹介を行いました。
その後、クラス全体で「人はどんどん変わっていくが、その中でキャリアとどのように向き合うか」というテーマでディスカッションを行いました。事前課題でどのような場面でGRIT、PIVOTを行ってきたか自分自身のキャリアの振り返りを行っていたこともあり、ディスカッションでは参加者それぞれの思いを聞くことが出来ました。ゲストスピーカーの真木様、浅沼様そしてMariko先生からもご意見をいただく中でよく生きることとキャリアの関連性に話は収束していきました。参加者それぞれのよく生きるとは何かを考えるきっかけとなる講義になりました。
受講後の反省点としては、もっと自分をオープンにしてしまった方が得るものが多かったかもしれないと感じたことです。技術よりも自分で考え、感じることや思考することそのものに価値がある講義だと感じました。日本という環境は、同じ民族、同じような青春時代を過ごし、似たような背景を持った人間の集団という環境になっているのだと改めて考えさせられました。多民族の人間が集まる経営環境の中で、人種も価値観も青春時代を過ごした背景も宗教観もバラバラな人間たちが集まり、事業を通じて、どう生きるかを考えることは、この授業でしか体験できない、非常に貴重な場だと思います。
モジュール1では、ゲストスピーカーの真木様のお話からGRITとPIVOTというキャリアを形成していく中で非常に大切な内容を学ぶことができました。この場を借りて、改めて感謝を申し上げます。
また、授業は日本語で進められますので、英語が苦手な方でも安心して受講可能ですので、多くの方がスタンフォード流の思考の在り方に触れて頂ければと思います。
積極的に参加者で授業を作っていこうとしていけば、どんどん学びの増える授業だと感じました。
ゲスト講師について
真木俊輔 (株)
クリエイト・レストランツ・ホールディングス 北米事業投資推進部 部長 兼 Il Fornaio(America) LLC取締役。
2001年一橋大学経済学部卒業、2006年INSEADにて経営学修士(MBA)を取得。キャリアを通して一貫してクロスボーダーM&A、経営に従事。日本コカ・コーラ(株)で国内ボトラー再編プロジェクトに参画。独立系M&Aアドバイザリーファームで日系企業の海外買収を助言。外資系ファンドにて国内REIT(不動産投資信託)を買収。日系ファンドにて海外メディア会社の買収、取締役としてバリューアップに従事。現在はシリコンバレーを拠点に日系レストラン会社の北米買収を主導。
次回について
次回は1月28日で、ゲストスピーカーに陸(榊原) 翔さんを迎え「シリコンバレーのバイオテックベンチャー事情」という題目で講話を行っていただきます。
開催記録:「シリコンバレーのバイオテックベンチャー事情」を開催しました | リンク先へ |
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