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2022年度スタンフォード大学連携科目(第6回)「スタートアップの始め方と事業戦略の作り方と実行に移すまで」を開催しました
2022年7月2日(土)、スタンフォード大学SPICE(Stanford Program on International and Cross-Cultural Education)と本学が共同で開発したプログラム「スタンフォード大学連携科目(SHCPE: Stanford Hiroshima Collaboration Program on Entrepreneurship)」の第6回目の講義をZoomで開催しました。
各授業では、授業の一週間前にスタンフォード大学の学習管理システム”Canvas”で事前に資料を読み意見を投稿し、前日までにその意見にコメントしあい、意見交流をします。
今回の資料は以下の3つで、
- 永久在宅勤務を認めたエアビーCEO「オフィス勤務は時代錯誤」「ハイブリッド型も長続きしない」 (Business Insider)
- テスラCEO、従業員に週40時間のオフィス勤務を指示 (JBpress Digital Innovation Review)
- The 23 Rules of Storytelling For Fundraising (NfX)
- 【参考資料】A Guide to Seed Funding
ディスカッショントピックは以下の3点でした。
⑴ 永久在宅勤務を決めたエアビと、対面にこだわるテスラ社。それそれの創業者の決断には、組織のあり方をめぐってどのような相違があるのだろうか。対比から見えてくる「未来の働き方」にとって重要な要素とはなんだろうか。また、起業家をめぐるエコシステムづくりを広島で進めるなら、従来のオフィス型・ハイブリッド型・リモート型・・・どのような「働き方」を提唱するのが良いと考えるか。どのような地域性を鑑みる必要があるのだろうか。
⑵ 自分たちの周りにあるスタートアップや新しいビジネスのポジショニングを見回した時に、”The 23 Rules of Storytelling For Fundraising”の記事に述べてある23の項目のうち何が足りていないか、どこを強化したほうがいいか。そしてその理由とは何かを述べてほしい。また、「これは日本の環境には合わない」というポイントがあったら、理由と共に述べてほしい。
(3) ゲストの樺山さんに聞きたいことや、クラス中にディスカッションで取り上げたいポイント(興味を持った点、疑問に思った点など)
今回のゲストの樺山さんは、テスラなど様々な企業で勤務経験もあり、現在はスタートアップのCEOとしてアメリカでご活躍されている方です。
講演では、組織におけるダイバーシティ(ジェンダーだけではなく人種等)の重要性や資金調達のタイミングについて触れられておりました。「Leaving your comfort zone(快適なゾーンを離れる)」や、「Are you willing to leave your comfort zone(あなたは、快適なゾーンを離れられますか?)」といった言葉が印象的でした。
後半は、HBMSの早田教授がコメンテーターとして講義や質疑応答セッションに関する解説と、早田教授が出された課題にグループで取り組みました。
40分という短時間で、グループメンバーのそれぞれの「手中の鳥」(1.私はだれか、2.私は何を知っているか、3.私はだれを知っているか)を明らかにし、事業アイデアを図にし、役割、最初の顧客を考えることを行いました。
各グループそれぞれの特性共有し、新規事業としてまとめることは大変でしたが、ワーク後プレゼンを行いました。早田教授からも本来なら半日から一日かけてやるもので、それぞれ短い時間で議論し、よくまとめられていると評価を得ていました。
次回は7月16日(土)で、ゲストスピーカーにタッソーネさんを迎え「人材・人事制度」という題目で講演を行っていただきます。
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