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[受講者募集] 令和4年度「スタンフォード大学連携科目」を開講します《出願締切:8月18日(木)必着》

「スタンフォード大学連携科目」の受講方法について

この科目は、Zoomを用いた完全オンラインの授業であり、お住まいの地域にかかわらず受講頂くことが可能です。
受講資格の要件を満たし、審査に合格された方は、HBMSの科目等履修生としてご受講いただけます。
企業や組織などでお勤めの方、育児中の方、現在休職中の方、大学院生など、幅広い方からの応募をお待ちしています。

この科目の受講にあたっては、本学での科目等履修生に関する手続きに沿って出願いただく手続きとなります。
申し込み方法は本ページ最下部でご確認下さい。

概要

 イノベーションを生み出し新規創業の担い手となる人材の育成が国や組織の課題となる中、また新型コロナウイルスのパンデミックにより世の中の不確実性が増す中、新しい視点や着想でこれまでにない価値を生み出せる人材の育成が求められています。そこで注目されているのがアントレプレナー(起業家)教育です。

 本講義は、受講者とシリコンバレーなど国外で活躍する人材をつないで交流を促進し、参加者全員が起業をめぐって新しい知識を蓄積する場を提供するために、HBMSとスタンフォード大学SPICEが連携して実施します。

 令和4年度より、カリキュラムをブラッシュアップしました。起業家のマインドセットに焦点を当てた「特別研究F(スタンフォード大学連携科目1)」(1単位)及び起業に必要なテクニカルな内容に焦点を当てた「特別研究G(スタンフォード大学連携科目2)」(1単位)の2つの科目(計2単位)で構成しており、今回募集するのは前者「特別研究F(スタンフォード大学連携科目1)」となります。
 ゲストの講義を通じて、起業に至るメソッド、具体的な仕事の内容やアプローチの仕方に焦点を当てた学びを目指します。国外で活躍する起業家の人生観やビジネス哲学にも触れて、起業する人材に共通するマインドセットを探っていきます。
 また、イノベーションで世界をリードするシリコンバレーなどで日本との架け橋として活躍する起業家たちとオンラインで交流し、起業に必要な知識を学びます。さらにグループワークを通じて、協働する力・コミュニケーション力といったスキルを育みます。また国内の専門家の助けを得ながらアントレプレナーシップを身近に引き寄せて議論します。

 スタンフォード大学連携科目は、スタンフォード大学の学習管理システムCanvasを使って実施されます。受講生はCanvasのサイトから各回の講義に必要な連絡事項・課題などをチェックし、事前学習を目的とした教材(文献・動画など)にアクセスし、オンライン・ディスカッションに参加します。

開講日時及び場所

授業科目名

特別研究F(スタンフォード大学連携科目1)

開講日程

1月14日、1月28日、2月18日、3月4日(4回・土曜開講/第4クォーター・春季)

開講時間

①9:00~10:30、②10:40~12:10(1・2限)

場所

オンライン(Zoom)

インストラクタープロフィール

ヤング吉原 麻里子 スタンフォード大学 国際相互文化教育プログラム講師、東北大学客員教授、一般社団法人スカイラボ創業者・共同代表
米国シリコンバレーで教育事業に力を注ぎ、文系・理系を融合した発想力と国際的な視野を併せ持つ人材の育成を支援、2016年に教育非営利団体「一般社団法人スカイラボ」を共同設立。イノベーションを支える人材や制度を研究し、これまでに立命館大学、東京工業大学などで社会科学の質的調査メソッドの講義を担当。講師・研究者をつとめるスタンフォード国際・相互文化教育プログラムでは、STEAM教育とデザイン思考を取り入れたオンライン・カリキュラムの開発と研究に携わる。 聖心女子大学(文学部)とカリフォルニア大学(政治学)を卒業後、スタンフォード大学で博士号(政治学)を取得。著書に『世界を変えるSTEAM人材:シリコンバレーデザイン思考の核心』(朝日新書、共著)、『イノベーション政策の科学』(東京大学出版、第2章執筆)、『欧州の教育・雇用制度と若者のキャリア形成:国境を越えた人材流動化と国際化への指針』(白桃書房、第9章執筆)、など。

対象者

・企業や組織などでお勤めの方
・育児中の方
・現在休職中の方
・大学院生

※オンライン開催となるため、Zoomでの参加が可能な方に限ります。

科目等履修生として受講していただきます。なお、修得した単位は、本学が認めれば、本研究科入学後に既修得単位として認定することが可能です。

受講料

(1)入学者選抜料

9,800円

(2)入学料

広島県内に住所を有する者等(※)

28,200円

上記以外の者

39,480円

(3)聴講料

14,800円

※「広島県内に住所を有する者等」とは,入学する者が入学の手続きを行う日の属する月 の初日において,次のいずれかに該当する者を指します。①は「住民票記載事項証明書」 が,②,③は「勤務先による証明書」が必要です。
① 1年前から引き続き広島県内に住所を有する者
② 広島県内に主たる事務所を有する事業所に1年前から引き続き勤務する者
③ 広島県内の事業所に1年前から引き続き勤務する者

申込方法

※科目等履修生としてのお申し込みとなり、出願書類に基づく選考があります。

•出願期間

令和4年8月5日(金)~8月18日(木)必着

•申込方法

下記ページより、科目等履修生の募集要項をご確認ください。

「科目等履修生志望理由書」の科目名記載欄に「特別研究F(スタンフォード大学連携科目1)」とし、志望理由をご記入ください。

科目等履修生

【ご参考】令和4年度前期(4~7月)「スタンフォード大学連携科目」開講実績(※今回募集する2023年1月~3月開講のゲストは未定です。)

第1回 4月9日(土)「シリコンバレーのエコシステム」ゲスト:伊佐山元さんリンク先へ
第2回 4月23日(土)「シリコンバレーで未来の住宅を〜HOMMA, Inc. 創業への経緯」ゲスト:本間毅さんリンク先へ
第3回 5月14日(土)「シリコンバレー最先端技術領域での挑戦〜ASKA 起業の体験知」ゲスト:カプリンスキー真紀さんリンク先へ
第4回 5月28日(土)「シリコンバレーの起業体験から-Never Give Up-」ゲスト:Patti Lee-Hoffmannさんリンク先へ
第5回 6月18日(土)「シリコンバレーや米国組織におけるリーダーシップ」ゲスト:五味和洋さんリンク先へ
第6回 7月2日(土)「スタートアップの始め方と事業戦略の作り方と実行に移すまで」ゲスト:樺山資正さんリンク先へ
第7回 7月16日(土)「人材・人事制度」ゲスト:タッソーネ登志子さんリンク先へ
第8回 7月30日(土)「日本から進出する企業サポート+リスクマネジメント」ゲスト:石井莉咲さん準備中

【ご参考】令和4年度前期開講「スタンフォード大学連携科目」スピーカープロフィール登壇実績(※今回募集する2023年1月~3月開講のゲストは未定です。)

伊佐山 元 WiL(World Innovation Lab)CEO
東京大学法学部卒業後、日本興業銀行に入行、スタンフォード大学ビジネススクールに留学後、米大手ベンチャーキャピタルのDCM本社パートナーとして、シリコンバレーで10年間にわたり、日米中のITベンチャーへの投資育成を手掛ける。2013年、日米を中心としたベンチャー企業の投資、大企業のスピンアウトベンチャーの創出や企業内起業家育成などを行うWiLを創業。日米を拠点に活動しており、日経産業新聞、日経ビジネス等各種メディアでコラムを執筆している他、産業構造審議会はじめ、多くの政府関係や経済団体の委員を務め、日本発グローバルに通用するベンチャーの育成のための仕組み作りに励んでいる。

本間 毅 HOMMA GROUP 株式会社 代表取締役
1974年鳥取生まれ。中央大学在学中に起業。1997年にWeb制作・開発を手がける「イエルネット」設立。ピーアイエム株式会社(後にヤフージャパンに売却)の設立にも関わる。2003年ソニー株式会社入社。ネット系事業戦略部門、リテール系新規事業開発等を経て、2008年5月よりアメリカ西海岸に赴任。電子書籍事業の事業戦略に従事。2012年2月楽天株式会社執行役員就任。デジタルコンテンツのグローバル事業戦略を担当。退任後、2016年5月にシリコンバレーにてHOMMA, Inc.創業。米国・カリフォルニア州サウス サンノゼ在住。

カプリンスキー 真紀 NFT Inc 共同創設者/COO
愛知県出身。イスラエルBar Ilan大学にて修士課程修了後、日商岩井(現・双日株式会社)にてビジネス開発を担当する。2001年にテルアビブで起業。政府関連の技術移転プロジェクトを15か国以上で手掛ける。2011年に東京にてIQP Corporationを設立し、コーディング不要でIoTアプリケーションを開発できるプラットフォームを開発する。2016年にシリコンバレーへ拠点を移し、2017年にIQP CorporationをGEへ売却する。2018年にASKA(NFT Inc) を創業。ASKA™Drive & Fly eVTOL(陸空両用の垂直離着機)を開発している。2026年の製品化へ向けて奮闘している。パイロット訓練中。3児の母。

Patti Lee-Hoffmann Co-founder of Triage Consulting Group, Flutter Eyewear

Patti went on to co-found Triage Consulting Group, a healthcare consulting firm based in SF which was listed as one of the best companies to work for in America – for 20 years in a row. Leadership Excellence Magazine named Triage as one of the best leadership development programs in America.
She is also the founder of Flutter Eyewear, a company that designs, manufactures and sells stylish reading glasses.
She has been named Business Woman of the Year by the Women’s Initiative. She makes decisions based upon what will have the greatest impact for good. She serves on the boards of organizations that impact education, micro-finance, women, children and music – to bring good for the society. She lives in Northern California.

石井 莉咲 Director of Japanese Partnerships at Plug and Play Tech Center
早稲田大学政治経済学部卒業後、みずほ銀行本店入行。2018年よりシリコンバレーを本社におくベンチャーキャピタル兼アクセラレーターのPlug and Play Tech Centerにて、日系大手企業と海外スタートアップとの連携支援や、イノベーションマインド育成ワークショップなどを行う。40カ国以上をバックパックした経験から、特に日本の技術格差や教育格差を問題視しており、経産省の若手と立ち上げた一般社団法人ELPIS NEXTを通じた政策提言活動や、スタンフォード大学他での講演、海外留学生や国内地方高校生へのメンタリングも行っている。

五味 和洋 NTT Research Inc. 代表取締役社長
慶應義塾大学大学院卒業後、1985年に日本電信電話株式会社に入社。その後、イリノイ大学大学院留学、マレーシアの国家プロジェクトであるMultimedia Super Corridor 計画へのコンサルとしての参画などを経て、2004年にNTT America社におけるInternet Backbone事業部長として渡米(勤務地はニューヨーク)。その後、2010年より9年間NTT America社長兼最高経営責任者としてNTT America社を率いる。また、2012年から2019年までは、NTTコミュニケーションズ株式会社の取締役も兼任。2019年7月に、日本電信電話株式会社(NTT)のグローバル研究開発部門として設立されたNTT Research 社の社長兼最高経営責任者として就任。NTT Research 社は、物理学と情報学(量子論とその情報処理への応用)、次世代の暗号化と情報セキュリティ、および医療と健康情報学の基礎研究を行っている。現在シリコンバレー在住。

樺山 資正 Uplift Labs, Inc. 共同創業者/CEO
AI技術により、スマートフォンで人間のパフォーマンスと健康を改善するリアルタイムのモーショントラッキングと3D分析を提供するUplift Labs (カリフォルニア・パロアルト)の共同創設者兼CEOである。優れたユーザーエクスペリエンス(UX) を提供し、社会に良い影響を与える新しいテクノロジーのスケーリングに力を注いでいる。
イノベーションに焦点を当てたグローバル企業でリーダーシップ的役割を果たしてきた。テスラモーターズジャパンの社長として、モデルSの発売と市場拡大戦略を主導した。テスラの前は、アップルジャパンの教育事業部本部長を務め、教育市場でのiPadの発売を担当。それ以前は、7年間にわたりレゴの教育部門のカントリーマネージャーを務め、学校や大学でのレゴのロボットプラットフォームの市場拡大を指揮し、創造性と問題解決能力の開発に焦点を当てたレゴスクールを立ち上げた。

タッソーネ 登志子 HR Professional, Team Lead @ Vaco
慶応大学文学部を卒業後、急成長中のソフトウェア系スタートアップにてエンジニアの採用をリード。世界中から人材が集まるシリコンバレーで採用に携わりたいという思いから、渡米。米国パソナにてシリコンバレーに進出する日系企業の人材採用を担うと同時に、現地での人事業務にまつわるコンサルティング業務に携わる。その後、HRコーディネーターとして、採用、人材評価、給与管理など人事業務を幅広く経験。現在、Googleのパートナー企業であるVaco社にて、20名以上のメンバーを擁する多国籍チームのリーダーとして、採用、及び人材育成に取り組む。異なる文化、考え方を持つ多様性に富んだチームが、違いを楽しみながら円滑に働ける環境作りを目標にしている。

過去のスタンフォード大学連携科目はこちらから
令和3年度 開講記録 (受講生が書いた開催報告PDF)

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